✎投資の得メモ
老後資産形成を設定するための重要ポイント6つ
❶ポートフォリオを組む
❷インデックスファンドにする
❸ドルコスト平均法を使う
❹FIRE4%ルールで目標を決める
❺2倍の法則で計画してみる
✎サクッと説明
❶ポートフォリオを組む
投資信託のみでは不安が大きいが、貯金のみでは超低金利時代のため資産は増えていかない。ポートフォリオすることで流動性・安全性・収益性のリスクを抑える。つまり元本保証のある預金も確保した上で、投資信託をすることがとても大事。少なくとも100万の預金は投資に回さず持っておく。個人向け国債も安全性は高い。
ポートフォリオとは、直訳だと作品集だが、資産運用の意味では特性の違う金融商品を組み合わせて効率よく運用すること。
❷インデックスファンドにする
インデックスファンドはアクティブファンドより手数料が安くて、リスクも少なめ。
【用語】インデックスファンドとは、株価指数と連動した運用、アクティブファンドは投資のプロが分析して運用するもので、どちらも色々詰め込んだ株の詰め合わせセット的な分散投資。
S&P500のインデックスファンドはGAFAM中心の主要500銘柄を詰め合わせたもの。
【用語】GAFAM(ガーファム)とは、アメリカの巨大IT企業Google、Apple、Facebook、Amazon、Microsoftの5社のこと。
VTIはアメリカで上場している4000社以上を詰め合わせたもので、S&P500の500社と中小企業が入っていて広く分散投資ができる。
【用語】VTIとは、バンガード・トータル・ストック・マーケットETFのことでアメリカのバンガード社が提供している上場投資信託。ETFとは、Exchange Traded Fundの略で上場投資信託のこと。
❸ドルコスト平均法を使う
運用は毎日変動しているため、一度に多額の投資はせずに、ドルコスト平均法を使って資産と時間を分散し長期で行うと安全性が高くなる。
【用語】ドルコスト平均法とは、一定金額を定期的に買い続けて変動リスクを抑える手法。
❹FIRE4%ルールで目標を決める
年間支出の25倍の資産があれば、年利4%の運用利益で生活できると言われる法則のことで、自分の目標金額の目安にすると良い。年間支出200万なら25倍で5000万。
【用語】FIREとは、Financial Independence, Retire Earlyの略で経済的自立を達成し、早期退職して自由に暮らすこと。
❺2倍の法則で計画してみる
126の法則
積立投資をしてお金が2倍になる年数を計算する方法。
126 ÷ 年利 = 積み立てたお金が2倍になる年数
たとえば年利5%なら
126 ÷ 5 = 積み立てたお金が2倍になるのは25.2年後
72の法則
複利運用したら、元のお金がいつ2倍になるかを計算する方法。
72 ÷ 年利 = 元のお金が2倍になる年数
たとえば年利5%なら
72 ÷ 5 = 元のお金が2倍になるのは14.4年後
どちらもあくまでも理論上で税金考慮なしでの数字。
❻楽天証券かSBI証券を選ぶ
販売手数料のかからないノーロードを選べばマイナススタートせずに済み、信託報酬とよばれる管理運用手数料は、毎日投資元本と利益の総額から%で引かれていくため、極力低いものを選ぶと良いでしょう。
収益に約2割の税金がかかる点も注意が必要です。税金については、NISAを利用すれば利益に税金がかからないので、かなりお得な制度。老後まで引き出せなくてもOKな資金ならiDeCoもやっておけば、所得控除となり節税にもなります。この分の所得はなかったコトになるため、幼稚園料が安くなる人も。
楽天証券やSBI証券は扱い銘柄も多く、手数料も安い。さらにクレカで積み立てができるとポイント還元もあり、最初に毎月積み立ての設定をしておけば、後はほっとくだけで分散投資が可能。定期預金と同じくらい手軽にできて、比べ物にならないくらいの利益が付くので、まさに画期的方法です。
【用語】ノーロードとは、購入時の手数料(販売手数料/load/ロード)がかからない投資信託。
その他知っておきたい用語
・キャピタルゲインとは、資産を売った時の売買差益のこと。
・インカムゲインは、投資信託を持ち続けてると得られる分配金のこと。
・コモディティ投資とは、商品(コモディティ)への投資のことで、貴金属(金・プラチナ等)や原油、農産物などのためインフレに強いが、天候や災害で変動しやすい。
・REIT(リート)とは、不動産への投資のことで配当金高めだが売却益は低め。
・MRF(エムアールエフ)やMMF(エムエムエフ)は債券で運用している投資信託。
以上、ババミの得メモでした。